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継続看護の中身

継続看護とは、病院を退院してからも看護が必要な患者さんに対して、継続して看護が施されることです。看護の対象者は、健康レベル、年齢、疾患などの様々な状態によって決定されます。

また、医療制度が改革されたことによって、2004年度からの病院は急性期病院と療養型病院に区別され、病院単位での機能分化が余儀なくなれました。これに伴って、患者の複数の医療機関を移動しながら治療を行わなくてはならなくなりました。ここで大切なのは、どこの医療機関にいても、継続して最適な看護が受けられるようにすることだと思います。

入院期間中に病状が回復していけば、大半の患者は在宅での療養へと移行していきます。今現在の病院の入院期間は以前と比べて著しく短縮されており、全病院の平均在院日数は約30日程度です。急性期医療を主体とする医療機関では、平均在院日数が、おおむね14日前後に短縮しているというデータもあります。

このような状況では、在宅看護に必要な知識や技術を、患者が家族自身が入院期間中に習得するのが困難です。このため、退院後の自宅での療養看護が安定するまでは、継続看護が必要になってきます。

訪問看護師が入院中の患者の病床に訪問し、そして医療チームとのカンファレンスや共同指導を行って、在宅療養への移行をスムーズにしていきます。これらの活動にも診療報酬がきちんと設定されており、条件に該当すれば継続看護に診療報酬が算定される場合もあります。

また、在宅療養者が医療機関に入院するときも、在宅看護の担当者から得られる患者の在宅療養に関する情報は、入院中の援助方法や退院指導に有効な情報になります。入退院などの対象者の移動によって、看護の担当者が変わるときには必ず看護が継続されるように、看護師同士が連携を取っていく必要性が出てきます。

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