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運動負荷心電図検査とは?

臨床検査技師のイラスト

健康診断などで一般的に行われる安静時心電図検査に対して、運動時の心拍の変化を調べる検査を「運動時負荷心電図検査」と言います。

狭心症の場合は、発作が起きて病院に行っても、その頃には発作が治まって何も異常を検知できないことが多いです。このような場合に有効なのが運動時負荷心電図検査で、特に労作狭心症の診断時に役立つと言われています。

忙しい人にとっては、ゆっくりと安静にしているのは寝ている時やお風呂に入っている時、または食事をしているぐらいです。肉体労働の方であれば尚更のこと、体を動かしている時間が多くなります。

主婦の方でも家事で体を動かしている時間は多く、あまり負荷がかかっていないと思えるような動作でも、狭心症や心筋梗塞を抱えている状態であれば、圧迫感や動悸・息切れが出るようになります。

運動時負荷心電図検査は、意図的に体を動かしている状態を作りだす検査です。年齢や性別、病気の程度によって、以下のいずれかの方法が採用されます。

トレッドミス法
ベルトコンベアー式のウォーキングマシンの上を歩き、心臓に負荷をかけて心電図をとります。速さや傾斜を調整することで、負荷を調節できます。

エルゴメーター法
自転車でペダルを漕ぐような動作によって、心臓に負荷をかけます。ペダルの抵抗を変えることで、心臓への負荷を調節します。

マスター法
2段の踏み台をメトロノームに合わせて上り下りします。運動前と運動後の心電図を測定し、比較します。

この3つの方法の中で一番簡単に検査できるのがマスター法です。しかし、運動中の心電図の変化を診れないというデメリットがあります。また、高齢者の場合は踏み台を踏み外す恐れがあるので、近年はあまり採用されなくなってきているそうです。

足腰の状態に合わせて、トレッドミル法やエルゴメーター法により運動負荷心電図検査を行うのが一般的になりつつあります。

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